ごあいさつ

　松永産業株式会社は、昭和29年（1954年）に創業し、食品容器、包装資材の総合商社として実績を重ねてまいりました。当社は創業以来約70年、食品業界においてメーカーとユーザーをつなぐ橋渡しとして事業を行ってきました。
　食品業界は、世界的な人口増加、感染症、地域紛争による供給等の問題、SDGｓ、日本における食糧自給率、食の安心安全、地球環境、脱プラスチック、少子高齢化、労働力不足等の問題、それらに対応するべく、AI、ロボット、チャットGPT、自動運転、ドローン、宅配事業、植物由来・生分解性のプラスチック、VR、AR、メタバース、量子コンピュータ等の変化、進化が起こっている状況です。
　特に食糧危機の問題は急を要しています。日本は自給率の低さから6割もの食糧を輸入に頼っています。その一方で日本は非常に多くの食料を廃棄している現状があります。その一年間の量は世界で飢餓貧困者への食糧援助量の2倍になります。食を取り巻く事業を行う者として強く矛盾を感じ、食糧安全保障に危機感を覚えます。
　我々は70年の経験と商社の情報力を駆使し、容器包装のみならず、関連する販売促進、安心安全、消耗品物流をトータルに提案することにより、「生産、製造された食品が全て安全に消費者の口に届くこと」という使命（ミッション）実現に向け活動しています。
　また近年には三協印刷、三豊工業の製造部門をグループに迎え製造販売ルートも確立、さらに東海地区に三協フィルム、兵庫県地区に三豊工業を販売拠点とし、従来からのナショナルパックと4社体制で日本の産業大動脈をカバーします。
　コンプライアンスにのっとり、全社員とその家族が豊かに喜びをもって生活できる会社・組織を目指し「事業は人なり、利は元にあり」「礼節、感謝、信頼」を徹底します。営利会社であり「最悪のことを考えたうえでの最善の努力」を行い、利益を出し続けることが未来への確かなステップにつながります。
　これからもグループ一丸となって前向きに挑戦していくことで着実に成長し、企業として社会に貢献していきたいと心に決めております。

代表取締役社長松 永　誠 三